商品紹介:Fulltone OCDとは?
Fulltone OCD(Obsessive Compulsive Drive)は、アメリカのエフェクターブランド「Fulltone」によって開発されたオーバードライブ・ペダルです。発売以来、長年にわたって世界中のギタリストに愛され続ける“定番中の定番”。その理由はただ一つ、「一台であらゆる状況に対応できる」からです。
OCDは単なる歪みペダルではありません。クリーンからクランチ、さらにはディストーション領域までカバーできるその守備範囲の広さ、そしてマーシャル系のチューブアンプを彷彿とさせるアンプライクな歪み方。その全てが、高い完成度でまとまっているのです。
主な使い方:セッティングで見せる幅広さ
OCDの真価は、セッティング次第で全く異なる顔を見せてくれる点にあります。
- クリーンブースターとして:Driveノブをゼロにすれば、ピュアなクリーンブースターとして使用可能。音に太さと芯が加わり、ギターのキャラが生きてきます。
- 絶妙なクランチトーン:Driveを10時〜13時、Toneを14時付近に設定すると、テレキャスやストラトとの相性も抜群なクランチトーンに。バッキングでもリードでも心地よく前に出る音が作れます。
- マーシャル系の歪みを再現:Driveを3時以上に上げれば、現代的かつ滑らかなディストーションサウンド。コードを鳴らしても潰れない、音の分離感と太さを両立しています。
さらに、OCDにはLP(Low Peak)とHP(High Peak)という2つのモードが搭載されています。LPは落ち着いたナチュラルなサウンド、HPはパワフルでパンチのある音に。これが、プレイヤーの個性を引き出す鍵になります。
サウンドの特徴:ヴィンテージ感と現代性の融合
OCDの音は、一言で言うなら「上品で奥行きがある」。歪みの粒立ちは細かく、耳触りがとても滑らか。それでいて、ピッキングの強弱やコードワークに対する追従性も抜群で、まるで上質なチューブアンプを弾いているような感覚になります。
さらに、ローミッドにしっかりと厚みがあり、音圧も豊か。それでいて中域が暴れることはなく、程よい粘り気と透明感を兼ね備えています。倍音も豊富で、リードではサステインが長く、バッキングでは芯のあるグルーヴが得られる。まさに“ヴィンテージ感”と“現代的な使いやすさ”が両立された奇跡のサウンドです。
良い点:多彩な魅力を持つ万能ペダル
- ジャンルを選ばない汎用性の高さ
- ピッキングのニュアンスを素直に表現
- チューブライクな自然な歪み
- 9V〜18Vまで昇圧対応でさらに表現力アップ
- ノイズが少なく、扱いやすい
- 価格以上の高級感あるサウンドクオリティ
これだけの完成度を持ち、しかも手が届く価格帯であることがOCD最大の魅力。迷ったらコレ、の定番ペダルです。
悪い点:使い方によってはクセも
- Driveを上げすぎるとローが膨らみすぎることがある
- Toneの効きが弱く感じるアンプもある
- スイッチが固めで踏みにくいと感じることも
- トゥルーバイパスによる音量差が出る場合あり
また、過去のバージョン(特にv1.7の中古)には、ローがこもったような“ハズレ個体”も存在。これを回避するには、正規の新品販売店で最新版(v2以降)を購入するのが鉄則です。
他メーカーとの比較
Ibanez TS9
中域に特化した粘りのあるサウンドで、チューブアンプをブーストする用途に強い。一方でOCDはもっとワイドレンジで、ギターやアンプのキャラクターを素直に活かせる。
BOSS SD-1
SD-1はやや明るく、シャープな歪み。OCDはそれよりも太く、ヴィンテージ感のある“まとまり”がある、より上質な印象。
BOSS BD-2 Blues Driver
バージョンごとの違いと注意点
OCDはバージョンによって音の傾向に違いがあります。特にv1.7は人気の高いモデルですが、一部に“ローがこもる”ハズレ個体が存在。中古品を安易に選ぶと失敗する可能性もあるため注意が必要です。
現在の最新版(v2以降)は、音の抜けがさらに向上し、バッファーも改善されています。もし新品を買うなら、信頼あるショップで正規の最新バージョンを選びましょう。
まとめ:買うべき人・買わない方がいい人
買うべき人
- 一台で幅広い音をカバーしたいギタリスト
- アンプライクな歪みが好きな人
- セッションやライブで機動力のあるペダルを探している人
- 初めての高品質ODペダルを探している人
買わない方がいい人
- クセのある個性的な音が欲しい人
- クランチではなくハイゲインディストーションを主に使う人
Fulltone OCDは、まさに“無難にして最強”。
派手さや奇抜さはない。でもどんな場面でも80点以上を叩き出せる信頼感。そして何より、ギターを弾く楽しさを引き出してくれる“育ちのいい相棒”です。
ぜひ、あなたのボードにも1台加えてみてください。そこにはきっと、新しい発見があります。


